ゴルフを始めたばかりの方にとって、「スコアが全然よくならない」「そもそも何打くらいが普通なの？」といった疑問や不安はつきものです。スコアが悪いと自信を失いがちですが、初心者の段階ではうまくいかなくて当然です。
ゴルフ初心者の平均スコアはかなり幅がありますが、多くの人が120〜130前後からスタートしています。上達するためには、現実的な目標を立て、自分のペースで少しずつ改善していくことが大切です。
この記事では、初心者のスコアの目安や目標設定のポイント、上達するための練習法や考え方について、やさしく解説していきます。
ゴルフ初心者の平均スコアはどれくらい？
ゴルフ初心者のスコアは、最初のラウンドでは120〜150打前後になることが一般的です。コースによって難易度は異なりますが、1ホールあたり平均7〜8打以上かかることも珍しくありません。
これは決して恥ずかしいことではなく、むしろ多くの人が通るステップです。ゴルフは、技術・戦略・メンタルが複雑に絡み合うスポーツであり、初めからスムーズにプレーできる人はごくわずかです。
さらに、スコアだけを見ると「自分は下手なのでは」と感じるかもしれませんが、最初の数ラウンドでスコアが安定しないのは自然なことです。大切なのは、ラウンドを重ねる中で自分なりに改善点を見つけていく姿勢です。
最初の目標スコアはどこを目指すべき？
ゴルフ初心者にとって現実的な最初の目標は、スコア120を切ることです。18ホールで120打以内に収まれば、全体的にペースも良く、周囲に迷惑をかけずにラウンドできるレベルと言われています。
その次に目指したいのがスコア100切りです。これは多くのアマチュアゴルファーにとって一つの壁であり、「ダブルボギーペース」で回ることが求められます。各ホールで大きなミスをせず、安定してプレーできるようになって初めて到達できるラインです。
最初から「100を切る」と意気込むよりは、「120を切る」「1ホールで10打を超えない」など、シンプルで達成しやすい目標を設定するのがおすすめです。小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションも維持しやすくなります。
スコアを伸ばすために意識したいポイント
スコアを伸ばすためには、ただやみくもに練習するだけでなく、スコアに直結するポイントを意識的に改善することが大切です。初心者が特に見直したいのは、ティーショット・アプローチ・パッティングの3つです。
まず、ティーショットでは飛距離よりも「安定して前に飛ばす」ことを重視しましょう。OB（アウトオブバウンズ）やチョロ（極端に短いショット）を減らすだけで、スコアは大きく変わってきます。
次に、アプローチはラウンド全体の打数を減らすカギになります。グリーン周りから3回以上打ってしまう場面が多ければ、それだけでスコアは膨らみます。短い距離を丁寧に打つ練習が大切です。
そして、パッティングは一番多く使うクラブでありながら、軽視されがちです。1ラウンドで40パット以上使ってしまう人も多いため、距離感をつかむ練習を取り入れることでスコアは確実に改善します。
練習で差がつく！初心者向けの上達法
スコアアップのためには、練習の質を上げることが重要です。まずは打ちっぱなし（練習場）での基本スイングを安定させましょう。7番アイアンなどの使いやすいクラブで、「真っすぐ打つ」「同じ距離を再現する」練習に取り組むのが効果的です。
次に、アプローチとパターの練習にも力を入れましょう。特に初心者は、フルスイングばかりに意識が向きがちですが、スコアを左右するのはグリーン周りです。近所のパター練習場や自宅でのマット練習でも十分効果があります。
また、動画撮影を活用して自分のフォームを確認するのもおすすめです。プロのレッスン動画を参考にしたり、初心者向けのレッスンを数回受けることで、間違った動きを早めに修正できます。
毎回同じクラブ、同じ動きで繰り返すことが上達への近道です。継続的な練習と正しい知識が、スコアを確実に引き上げてくれます。
スコアに一喜一憂しない考え方とは？
ゴルフはメンタルスポーツとも言われるほど、気持ちの持ち方がスコアに影響します。初心者のうちは、思ったようにいかないことのほうが多く、スコアが悪いと落ち込んでしまうこともあるでしょう。
しかし、スコアはあくまで「結果」であり、その日その時の体調・天候・コンディションによっても変わるものです。大切なのは、「なぜこのスコアになったのか」を振り返り、次に活かす姿勢を持つことです。
また、ゴルフの楽しさはスコアだけではありません。自然の中でのプレーや、仲間との会話、1打のナイスショットがもたらす達成感など、たくさんの魅力があります。
上達する過程を楽しむ気持ちを忘れず、スコアをひとつの目安として捉えることで、ゴルフがもっと長く、楽しいものになります。